コレステロール低下作用

青汁を飲むと、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールといった脂質が低下することが知られています。血液中の脂質が増加すると血液がドロドロになり、血行悪化や動脈硬化の原因になります。青汁は血液中の脂質を減らすことで血液をサラサラにし、身体の健康維持に役立ちます。

葉緑素はクロロフィルとも呼ばれる天然色素で、青汁に豊富に含まれています。葉緑素には血管内のコレステロールを吸着する働きがあり、血液中の脂質を減少させます。
葉緑素のコレステロール低下作用は実験でも確認されており、高脂肪食を与えたラットに葉緑素を0.2%含む食事を3週間摂取させたところ、肝臓や血液中のコレステロールの増加が抑制されたとする研究報告があります。

また、青汁には食物繊維が豊富に含まれています。脂質の吸収には胆汁酸が重要で、胆汁酸がコレステロールを吸収しやすい形に変化させます。青汁に含まれる水溶性食物繊維には、この胆汁酸を吸着して体外に排出する働きがあります。このため、消化器内の胆汁酸が減少し、コレステロールが体内に吸収されにくくなります。
胆汁酸は、体内でコレステロールを材料として生成されます。食物繊維が胆汁酸を吸着することで胆汁酸が不足するため、胆汁酸の生成が活発になり、体内のコレステロール消費も多くなります。こうした作用により、食物繊維は体内のコレステロール量を減少させます

青汁に含まれるビタミン類も、コレステロールの低下に効果的です。 ビタミンB群「代謝ビタミン」と呼ばれ、糖・脂質・タンパク質の代謝に不可欠な成分です。青汁に含まれるビタミンB群は、脂質を効率的にエネルギーに変換するのを助けます。
ビタミンCには胆汁酸の合成を助ける働きがあり、コレステロールの消費を促進します。
ビタミンEは、血液中でコレステロールや脂質を運ぶ働きのあるリポタンパク質の中にも存在するビタミンで、脂質の輸送を助けます。

コレステロール低下に特に役立つことで知られる青汁の材料があります。
明日葉に含まれるカルコンには、ホルモンの一種であるアディポネクチンの分泌を促進する働きがあります。アディポネクチン「やせホルモン」とも呼ばれ、脂質の代謝を促進する作用血糖値を下げる作用があります。明日葉は脂質の代謝を助けるホルモンの分泌を促し、血液中の脂質を減少させます。

さらに、ω-3脂肪酸の増加作用に記載の通り、青汁には体内のDHAやEPAを増加させる働きがあります。DHAEPAは血液をサラサラにすることで知られ、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させる作用があります。青汁はDHAとEPAの体内濃度を高めることで、血液中の脂質の減少に役立ちます。

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