桑の葉の青汁

ケールや大麦若葉や明日葉が主流の中、少し変わった存在であるのが「桑の葉」の青汁です。
他の青汁が、野菜の葉であるのに対して、桑は木なのです。
桑の葉といえば、絹を作る蚕のエサであることも有名ですね。
古くは鎌倉時代から薬草として桑の葉が用いられた記載が残っています。
あの蚕が食べて美しいシルクを作る桑の葉にはどのような秘密があるのでしょう?
ここではその古来から、漢方薬や健康茶としても飲まれてきた桑の葉の青汁の有効成分や、その効果についてご説明します。

桑の葉の有効成分と効果・効能


デオキシノジリマイシン(DNJ)

デオキシノジリマイシンが注目されるようになったのは、まだ歴史が浅いことなのです。
2008年7月に農研機構により「1-デオキシノジリマイシン高含有桑葉エキスは食後の血糖値上昇を抑制する」という内容が、世界ではじめてヒトでの研究により発表されたのがはじまりでした。
糖を小腸で吸収させなくして排泄させるのがデオキシノジリマイシンです。
(DNJは商品登録名であり、商品登録している企業でないと使えませんが、同じものです)
DNJは、医薬品や食品添加物としても、様々な分野で利用されるようになってきました。
糖を吸収させないので、ダイエットや血糖値の上昇予防にも有効と注目されている成分です。
糖分を摂っても吸収されなくしてくれる成分は魅力的ですね。
ダイエットの心強い味方になってくれ、糖尿病改善にとても有意義な成分ですね。

豊富なビタミン・ミネラル

桑の葉には、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンE、鉄、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなどの栄養成分が含まれます。
新陳代謝を促進させるビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。

ギャバ

ストレスを緩和する「抑制性神経伝達物質」です。
興奮を沈めたり、リラックス効果を高めます。
また、血圧を下げ、認知症を予防、記憶力が高まる報告があります。

ルチン

ポリフェノールのひとつで、高い抗酸化力を持ちます。
血管を強くし、動脈硬化を予防します。
血流を改善し生活習慣病を予防します。

食物繊維

ケールの約9倍の食物繊維があり、便秘の解消に効果があります。
前述のデキシノジリマイシンにより、小腸で吸収されない糖分が大腸細菌のエサとなり、整腸効果が高まります。
その後、食物繊維が不要物質をからめとり、排泄を促します。

以上のように、普通の青汁とはまた違った機能が桑の葉の青汁にはあるようです。
この注目成分に魅せられて、桑の葉の青汁に切り替える人も増えてきていますね。
ダイエットや生活習慣病予防目的であれば、桑の葉の青汁が良いですね。
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