「青汁の安全性は」

体に必要な栄養素を青汁で摂取

青汁には「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」など、体に必要な栄養素が豊富に含まれています。
現代人の食生活は野菜不足の傾向にあると言われているため、野菜に含まれる栄養素の摂取が難しくなっており、生活習慣病や癌の発症リスクが高くなっています。
そのため青汁を飲むことは、野菜不足の人にとって、栄養素を摂取し健康を維持するための効果的な手段といます。

青汁の安全性について

栄養素を多く含んでいる青汁ですが、体質によっては飲むことを控えた方が良い人もいます。
また、購入する前にその青汁についてよく調べて、安全性を確認する必要のあるものもあります。

青汁を飲んではいけない人

体の特定の部分に疾患や問題がある人や、特定の薬を服用している人は、青汁を飲むことを控える必要があります。

腎臓機能が低下している人

重い腎臓疾患を持つ人や、人工透析をしている人は、カリウムの摂取を制限する必要があるため、青汁を控える必要があります。
腎臓が正常に機能している人は、過剰な量のカリウムをナトリウムと共に体の外に排出することができます。
このようにして、体内のカリウム量を適切な量に調整することができます。
腎機能に問題のある人は、カリウムが体内に大量に蓄積され、高カリウム血症になってしまい、不整脈や心停止などを誘発してしまいます。
青汁には豊富なカリウムが含まれているため、腎機能の低下している人は注意する必要があります。

甲状腺に異常がある人

ケールなどのアブラナ科の野菜には、「イソチオシアネート」と呼ばれる成分が多く含まれています。
イソチオシアネートは抗酸化作用に富んでおり、癌予防において効果を発揮しますが、甲状腺ホルモンを阻害する働きもあります。
そのため、甲状腺刺激ホルモンの分泌が増加してしまい、甲状腺が腫れてしまうのです。
甲状腺に異常がある人は、青汁を控えましょう。

ワーファリンを服用している人

ワーファリンとは「血栓症」の治療に使われる薬で、血流を良くして、血液が固まるのを防いでくれます。
青汁に多く含まれる「ビタミンK」は、血液を固める働きを持つ血液凝固因子「プロトロンビン」が肝臓で作られるのを助ける「補酵素」として働きます。
ワーファリンとビタミンKは作用が正反対であるため、一緒に飲んでしまうとワーファリンの効果が弱くなってしまうため、ワーファリンを服用している人は青汁を飲むことはできません。

アレルギー体質の人

青汁を飲むことで栄養素をバランスよく摂取して、アレルギー体質の改善効果を期待することができます。
しかし、青汁の中にアレルギー物質が含まれていると、症状がもっと悪化してしまうため、中に何の野菜が含まれているかをよく確認して購入する必要があります。

C型慢性肝炎の人

C型慢性肝炎の人は、肝臓に鉄が蓄積されやすくなっているため、1日に摂取する鉄分を6mg以下に抑えなければいけません。
青汁には豊富な量の鉄分が含まれているため、過剰摂取してしまわないように注意して飲む必要があります。

原産地の表記に注意

JAS法(日本農林規格等に関する法律)によって、食品の原産地表記が義務付けられています。
しかし、青汁のような加工食品の場合、使われている原料の50%以上が国産のものであれば、「原産国:日本」と表記することができるようになっています。
そのため、国産と表記されていても、外国の安全ではない材料が多く使用されている青汁もたくさん販売されているのが現状です。
国産にこだわる人は、「100%国産」と書かれた青汁を選びましょう。

添加剤を確認

甘味料や着色料などの食品添加物が多く含まれている青汁もあります。
しっかりと表記を確認して購入しましょう。

青汁で健康維持(まとめ)

青汁には、体に必要な栄養素が多く含まれていますが、特定の疾患を持つ人は飲むのを控える必要があります。
また、購入時には表記をしっかりと確認することで、より安全な青汁を選びましょう。
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