意外と知られていない青汁のこと

青汁に潜む危険性について

青汁といえば健康に良いものという認識をほとんどの方がお持ちだと思います。
一口に青汁といいましても、味をよくするためや、機能性アップのために様々な成分が添加されていたり、農薬や薬品が残っていたり、リスクのある青汁もあるのです。
たいていの方には大丈夫ですが、青汁を飲まないほうが良い人もいらっしゃいます。
青汁に混ぜられた成分が合わない体質の方もいらっしゃいます。
微量な添加物でも、青汁は毎日飲むものですから、その添加物が人体に蓄積していくリスクも考えたほうが良いでしょう。

問題のある海外産の青汁原料

2014年に輸入された青汁原料に、放射線照射が行われていたことがわかり、厚生労働省は輸入元に回収要請を行いました。
国内青汁メーカー9社に放射線照射をした青汁原料が渡っていたのです。
しかし回収されたのは原料のみで、製品の回収は確認されていないのです。
わが国では、じゃがいもなど一部を除き食品への放射線照射は、禁じられていますが、国際食品規格のコーデックスによると、10メガ電子ボルト以下の照射は認められており、このケースでは5メガ電子ボルトによる照射であり、人体には問題の無い範囲とされています。

その安心面を問題にする消費者団体によって「日本国内では放射線照射は禁じられている」と、回収要請が出されたのでした。
しかしながら長期的にその安全性を調査した研究はありませんので、やはり安心感に問題が残ります。

ブルーベビー症候群を予防するための放射線照射なのか?

第二次世界大戦後から1986年の間に約2000人の中毒があり、うち160人の乳幼児が亡くなった亜硝酸塩による「ブルーベビー症候群」の問題がありました。
青物野菜に含まれる硝酸態窒素(硝酸塩)が還元細菌により、亜硝酸塩に変化し、ヘモグロビンと結びつく機能のため酸欠(チアノーゼ)になり乳児が青くなって亡くなる恐ろしい事故でした。
青物野菜の生育環境の水が還元細菌(大腸菌など)に汚染されていたため、亜硝酸塩が大量に発生したためと考えられています。
青汁の原料の放射線照射は、「加熱処理による殺菌を行っていない」ことがセールスポイントで、それは放射線照射で細菌の繁殖を抑えているわけです。
そもそも細菌汚染の無い土壌条件にすることが先決だと思いますが、見解の違いがあるようです。

葉物野菜に多い硝酸イオンが発ガン性物質に変化する

野菜や地下水に含まれる硝酸イオンが、人体の中で発ガン物質であるニトロソ化合物の生成に関係していることがわかりました。
世界食糧農業機関と世界保健機構の定めによると、硝酸イオンの一日の許容摂取量は、体重1kgに対し、3.7mgになります。
硝酸イオンの野菜への蓄積量は化学肥料の与えすぎによる硝酸イオン過多がほとんどなので、化学肥料をできるだけ使わない、有機農法のほうが硝酸イオン量は少ないです。
したがって畑の段階から野菜の硝酸イオン低減化を努力管理していて、自社検査設備も完備しているメーカーで安全な青汁を購入するのが安心ですね。

青汁を飲んではいけない人は?

腎臓の機能が低下している人

青汁に多く含まれるカリウムが腎臓の負担になります。

ワーファリンを飲んでいる人

ワーファリンは血液が固まるのを防ぐために飲むお薬ですが、青汁には止血作用のあるビタミンKが多く含まれています。
お薬の効果が疎外されるので青汁は飲んではいけません。

甲状腺機能に問題のある人

青汁の原料の一つであるケールに含まれるイソチオシアネートという成分が、甲状腺ホルモンの合成を阻害するので、ケールの青汁は飲んではいけません。

生後3カ月未満の乳児

未成熟な胃腸の乳児は、体内で硝酸塩が亜硝酸塩に変化し、酸欠に陥るリスクがあります。

C型慢性肝炎の人

鉄分を1日6mg以下に抑えなくてはいけませんが、青汁の原料により鉄分の多い青汁がありますので、鉄分の多い青汁は飲んではいけません。

産地不明の青汁は買わない

どの食品にも同じことがいえますが、産地のわからないものは買わないほうが良いでしょう。
青汁はその原材料の安全性が重要ですから、健康のために飲んでいるもので、健康被害を受けるというありえないリスクもあります。
産地から製造までしっかりした安全対策が行われているかどうかを確認しましょう。
国産100%無農薬と書かれていても、どの地方でどのように生産されたものなのかまでわかれば安心です。

毎日飲む青汁の安全性の確認はもっとも重要です。
安心できる原料で、安全に製造された青汁を選びましょう。