アレルギー

青汁には、アレルギー症状に対して効果的な成分が含まれています。
抗炎症作用に記載の通り、青汁に含まれる成分には、皮膚や粘膜の炎症を抑える抗炎症作用があります。このため、青汁は皮膚炎や花粉症などによる粘膜の炎症を軽減し、アレルギー症状の緩和に役立ちます

アレルギーは、免疫機能の異状によって起こります。腸には免疫細胞の60%以上が集中しており、腸内環境は免疫力と深く関係しています。腸内細菌のいない無菌マウスを使った実験や、腸内細菌とアレルギーとの関係を調査した多くの研究などから、アレルギーの予防・改善には腸内環境の改善が重要なことが明らかになっています。
腸内環境を整えるに記載の通り、青汁には善玉菌を増やして腸内環境を整える効果があります。青汁は腸を健康に保つことで、アレルギー症状の予防・改善に役立ちます

また、ω-3脂肪酸の増加作用に記載の通り、青汁には、α-リノレン酸DHAEPAの体内濃度を高める作用があります。これらの脂肪酸は、アレルギー症状の改善に効果的です。
α-リノレン酸には、過剰摂取によりアレルギーの原因となるリノール酸と競合して、アレルギーを抑制する作用があります。また、α-リノレン酸をラットに投与した実験により、炎症を抑制する作用があることが確認されています。
DHAには、シクロオキシゲナーゼと呼ばれる酵素の働きを抑える作用があります。この酵素は、アトピー性皮膚炎や花粉症、喘息といったアレルギー症状を促進する物質の生成に関わり、アレルギーを悪化させます。DHAはアレルギーに関わる酵素の働きを抑え、アレルギー症状を緩和します。
DHAと同様に、EPAも酵素の働きを抑制してアレルギー症状の緩和に役立ちます。EPAとDHAを10ヶ月間摂取させたところ、喘息が改善されたとする実験報告があります。
青汁は、アレルギーに対して効果的なω-3脂肪酸の体内濃度を高めて、アレルギー症状の予防・改善に役立ちます

アレルギーに対する青汁の効果を確認した実験報告があります。
ケールを使った青汁を被験者に摂取させたところ、花粉症などを引き起こすインターロイキン-4と呼ばれる物質の分泌が抑制されたとする研究報告があります。
また、ケールを使った青汁を日常的に飲んでいるアトピー性皮膚炎患者の肌を調査したところ、ケールを摂取していないアトピー性皮膚炎患者に比べて、皮膚炎の指標となる血液の数値が低く、肌の角質層に含まれる水分量も多かったことが報告されています。こうした数値がアトピー体質ではない人のレベルに近い水準であったことから、アトピー性皮膚炎を抑制する青汁の効果が示唆されています。
さらに、ダニやハウスダストに対して抗体反応のある20-64歳の男女120名を対象として、ケール青汁を12週間摂取させる実験が行われました。その結果、青汁の摂取によって鼻をかんだ回数が減少し、目と鼻の不快感も軽減され、アレルギー症状が緩和されたことが報告されています。

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