認知症

青汁は、認知症の予防に効果的と考えられています。
認知症には、脳血管性認知症アルツハイマー型認知症などがあります。脳血管性認知症は、脳の血管が詰まって小さな脳梗塞が発生し、脳の組織が徐々に死滅することで起こります。アルツハイマー型認知症は、脳に異常なタンパク質が溜まり、神経細胞が死滅することが原因で発症します。

脳血管性認知症の予防には、血管の健康維持や、血流をスムーズにして脳梗塞を防ぐことが重要です。血行促進に記載の通り、青汁には血液中の脂質を減少させて血行を促進する効果があります。また、動脈硬化に記載の通り、動脈硬化を予防して血管を健康に保つ効果もあります。青汁は、脳血管性認知症の予防にとても効果的です

青汁はアルツハイマー型認知症に対しても有効です。
ω-3脂肪酸の増加作用に記載の通り、青汁には体内のDHA濃度を高める作用があります。DHAには神経細胞を活性化させ、記憶力や学習能力を高める働きがあります。このため、DHAはアルツハイマー型認知症に効果的と考えられています。
認知症患者に対して6ヶ月間DHAを摂取させたところ、計算力や判断力が高まったとする研究報告があります。また、854名の女性を対象とした調査により、赤血球中のDHA量が少ないと、脳の萎縮が起こりやすいことが明らかになっています。
青汁は、脳機能を活性化するDHAの体内濃度を高めて、認知症の予防・改善に役立ちます

青汁の認知症に対する効果を示す研究報告があります。
アメリカの58-99歳の高齢者960人を対象に、食品摂取量のアンケート調査と認知機能のテストが、平均4.7年間にわたって毎年実施されました。その結果、ケールやほうれん草などの葉野菜の摂取量が最多のグループは、摂取量が最少のグループに比べて、思考力や記憶力の低下ペースが遅く、平均して11年程度認知機能が若いという分析結果が得られています。

また、青汁の材料である明日葉やプチヴェールには、神経成長因子の産生を促進する働きがあることが、研究で確認されています。神経成長因子は、脳神経の修復や神経細胞の分化を促す成分です。このため、明日葉やプチヴェールには、認知症に対する効果が期待されています。

青汁の主要な材料であるケールにも、認知症の予防効果があるという研究報告があります。
ケールを使用した青汁を1年以上摂取している50-69名の女性110名を対象として、老化の度合いを判定する検査が行われました。その結果、ケールを日常的に摂取している人は、ケールを摂取していない人に比べて神経年齢が平均4.8年若く、記憶や知能に関しても優れているという検査結果が得られています。

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