免疫力の向上

青汁には、身体の免疫力を高める成分が豊富に含まれています。青汁は免疫力を向上させて、風邪やインフルエンザにかかりにくい丈夫な身体の形成に役立ちます

青汁の摂取によって、主要な免疫細胞であるナチュラルキラー細胞の働きが活性化されることが、研究で確認されています。また、免疫細胞であるT細胞の分化と増殖を促進するインターロイキン-2と呼ばれる物質の分泌が、青汁の摂取によって増加することも確認されています。インターロイキン-2は、がんの免疫療法にも用いられる物質です。
このように、免疫細胞を活性化する効果が研究で確認されており、青汁は免疫力の向上に役立ちます。

日々の呼吸で発生する活性酸素は、増えすぎると免疫細胞や免疫に関わる組織を傷つけ、免疫力に悪影響を与えます。また、活性酸素が細胞膜を構成する脂肪酸を酸化すると、細胞膜が弱体化して病原菌やウイルスが体内に侵入しやすくなり、免疫力が低下します。
抗酸化作用に記載の通り、青汁には活性酸素を中和する抗酸化作用があります。青汁は免疫細胞や細胞膜を活性酸素から守り、免疫力の低下を防ぎます

ビタミンAビタミンB群には、皮膚や粘膜を健康に保つ効果があります。これらのビタミンは病原菌やウイルスに対する皮膚や粘膜の防御作用を高め、ウイルスなどの体内への侵入を防ぎます
青汁にはβ-カロテンやビタミンB群が豊富に含まれており、β-カロテンは体内でビタミンAに変換されます。青汁は皮膚や粘膜を健康に保ち、免疫力を向上させます

また、青汁には、免疫機能に欠かせないビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があるほか、ウイルスの増殖を防ぐインターフェロンと呼ばれる物質の生成に不可欠です。ビタミンCは皮膚や血管の健康維持に欠かせないコラーゲンの生成にも必要で、皮膚や血管を強くして免疫力を高める効果があります。

さらに、青汁には亜鉛・鉄・銅といったミネラルも含まれています。
亜鉛は細胞分裂に必要な成分で、免疫細胞の生成に欠かせません。亜鉛が不足すると、免疫細胞を生成する胸腺が縮小し、免疫不全の原因になります。
鉄や銅が不足すると、免疫細胞のひとつT細胞の数や機能が低下して、免疫力に悪影響がでます。
青汁はこうした免疫機能に欠かせないミネラルを身体に補い、免疫力の向上に役立ちます

免疫力を向上させる青汁の効果は、実験でも確認されています。
青汁の原料として使用される大麦若葉のエキスをラットに摂取させたところ、免疫細胞であるリンパ球や免疫物質の生成が促進され、免疫力が向上したとの研究報告があります。
また、マウスに対して青汁の粉末を加えた水を2-8週間摂取させたところ、免疫細胞のひとつマクロファージの機能が高まったとする研究報告があります。
さらに、青汁の材料として利用されるクマザサには、高い抗菌作用があることが研究で確認されています。

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