抗炎症作用

青汁に含まれる成分には、身体の組織の炎症を抑える抗炎症作用があります

活性酸素の悪影響である酸化ストレスは炎症の原因になるため、抗酸化作用をもつ成分には炎症を抑える効果もあります。例えば、関節が炎症を起こす関節リウマチには抗酸化作用をもつ成分が有効で、体内の抗酸化物質の濃度が高いほど炎症が抑制されることが、研究で確認されています。
身体の慢性的な炎症は、糖尿病やガン、心筋梗塞などさまざまな病気に関与していると考えられています。抗酸化作用をもつ成分は、炎症を抑えてこれらの病気の予防に役立つとされ、多くの研究者によって摂取が推奨されています。
抗酸化作用に記載の通り、青汁には抗酸化作用をもつ成分が豊富に含まれています。青汁の抗酸化作用は、病気の原因となる身体の炎症の抑制にも役立ちます。

DHAEPAといったω-3脂肪酸に抗炎症作用があることが、実験で確認されています。ナポリ大学で行われた研究において、ネズミにω-3脂肪酸を与えたところ、炎症と酸化ストレスが軽減されたことが報告されています。
また、肥満により脂肪組織などに慢性的な炎症が生じている男女150人を対象とした実験で、EPAまたはDHAを1日あたり3g摂取させたところ、炎症の改善がみられたとする研究報告があります。この実験では、DHAと比較して、より強い抗炎症作用がEPAにみられたことも報告されています。
ω-3脂肪酸の増加作用に記載の通り、青汁には体内のDHAやEPAを増加させる働きがあります。青汁は抗炎症作用をもつ成分を増やし、身体の炎症を抑制します

炎症の抑制に特に役立つ青汁の成分があります。
脂肪肝や肝炎が生じた肝臓では、SOD酵素の量が減少します。このため、SOD酵素の補給や活性化が、肝炎などの予防に重要なことが知られています。大麦若葉や明日葉を使用した青汁にはSOD酵素が豊富に含まれており、肝臓の炎症の予防・改善に役立ちます。
また、明日葉の成分には炎症の原因となる物質の産生を抑える作用があることが、実験で確認されています。炎症を引き起こす骨肉腫細胞に、明日葉から抽出したカルコンと呼ばれる成分を投与したところ、炎症が抑制されたとする研究報告もあります。

このように、青汁には炎症を抑える抗炎症作用があります。抗炎症作用をもつ青汁は、皮膚や内臓の炎症やアレルギー症状の軽減に役立ちます。また、脂肪組織の炎症は血糖値にも関係しているため、青汁の抗炎症作用は糖尿病の予防・改善にも効果的です。

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