青汁の抗酸化作用

青汁には、身体の老化を遅らせる抗酸化作用をもった成分が豊富に含まれています。

日々の呼吸によって、体内で活性酸素と呼ばれる物質が発生します。活性酸素はほかの物質を酸化する力が非常に強い酸素のことで、体内で病原菌やウイルスの処理に使用されます。しかし、活性酸素が増えすぎると、その強い酸化力で正常な細胞も傷つけてしまい、身体の老化を促進します。活性酸素の悪影響から身体を守るためには、活性酸素を中和する抗酸化作用をもった成分の摂取が重要です。

活性酸素を中和する抗酸化作用をもつ成分として、ビタミン類やポリフェノールが知られています。

青汁には、強い抗酸化作用をもつビタミンCビタミンEβ-カロテンといったビタミン類が豊富に含まれています。ビタミンCはケールやブロッコリーに特に多く含まれます。ビタミンEとβ-カロテンはほとんどの青汁で摂取でき、ビタミンEは大麦若葉とモロヘイヤに特に多く、β-カロテンは明日葉などに多く含まれることが知られています。また、活性酸素の一種である一重項酸素を除去する働きのあるビタミンB2は、明日葉や大麦若葉、ケールなどに多く含まれています。

ポリフェノールの仲間であるフラボノイドも青汁には豊富です。明日葉に含まれるカルコンやルテオリン、緑茶や抹茶などに含まれるカテキンが、青汁に含まれるフラボノイドの代表例です。これらの成分には強い抗酸化作用があります。

さらに、大麦若葉や明日葉などを使用した青汁には、SOD (Superoxide dismutase)と呼ばれる酵素が含まれています。SODは人間の身体にも生まれつき存在している酵素で、活性酸素を中和する作用があります。寿命が長い霊長類はSOD酵素の働きが活発で、SOD酵素は人類の長寿の原因ともいわれている物質です。

青汁にはこうした抗酸化作用をもつ成分が豊富に含まれており、増えすぎた活性酸素の中和を促進します。青汁は身体の細胞を老化から守り、若々しい身体の形成と健康増進に役立ちます。

>>効果一覧に戻る

RELATEDおすすめの関連記事
トップに戻るTOPへ戻る